忙しなくすぎる時間を、少しだけ緩めてみませんか。
風の匂いや雲の形、鳥のさえずり、草花の香り・・・。
四季折々の自然は、そこに佇むだけで、こころを和らげてくれます。
藤香想は、木々に囲まれ、風が吹き抜け、陽光が差し込む、
カフェという名の「憩いの場」です。
こころを休ませ、ごゆっくり。
日曜朝のクラシック演奏会。月に一度のヨガ教室。
哲学カフェに詩の朗読会。
音楽会や絵画の展示、郷土の歴史を学ぶ会などなど。
藤香想には、多彩な表現者が集い、さまざまな時間を創り出して、皆さまと共有しています。
ふとしたきっかけから生まれる、出合いやつながり。
「カフェであり、ギャラリーであり、その他の何にでも成りうる場所」。
垣根は低く、志は高く、そして居心地は温かく。
想いを持ち寄り、夢を育み、つながりの輪を広げる。
藤香想は、カフェという名の「集う家」です。
こころを遊ばせ、のびのびと。
店内でひときわ目を引く、風格のある、丸い木の梁。
建てられたのは、昭和28年。60年以上の歳月を経た古民家です。
かつての主人は、この地で藤の花を育て、江戸の町へ花売りに出かけていたと聞きます。
時を重ね、日本建築ならではのぬくもりを残し、カフェとして再生しました。
藤香想が建つ要町一帯は、のどかな農村でした。
江戸時代の農村文化が現在も多く残されています。
旧街道沿いのお地蔵さま、富士山信仰を今に伝える長崎富士塚国(指定重要有形民俗文化財)。
夏祭りに登場する八つ棟のお神輿は、都内にわずか4基の地域の文化遺産。
祭囃子(冨士元囃子)は、豊島区指定の民俗文化財です。
昭和の初め。辺りには、アトリエ付きの貸家が建ち、大勢の芸術家たちが暮らしていました。
パリ・セーヌ川周辺の芸術家街になぞらえ、「池袋モンパルナス」と呼ばれました。
時は流れ、21世紀。
藤香想の物語は、お客さまとの出合いから紡がれていくのだと思います。
新たな物語の登場人物となる皆さまとの出合いを、こころを躍らせながら、お待ちしております。
食事は、体の栄養はもとより、こころの調子も整える大切な時間。
「手間暇を惜しまず、こころを込めてつくる」
お客さまに安心して召し上がっていただくための、藤香想の誓いです。
食材選びもその一つ。
お米やお醤油は、千葉県香取郡東庄町産。
店主にとって、祖父母の故郷であり、幼い頃から慣れ親しんだ町です。
一つひとつの仕事に嘘をつかず、こころを込めて育てられた、お米。
酵素が活き、約1年間じっくり熟成させた生しぼりのお醤油。
お店をやるなら、この町の食材を使いたい。
店主は、朝市に通い、農家の方たちと語り合い、
信頼関係を深めながら、食材を仕入れています。
庭のハーブや木の実も、藤香想ならではの地産地消の自然の恵み。
庭の花々がお皿に彩を添えることも。
いのちをいただく。ご縁をいただく。
藤香想のお食事は、「つながり」満載のおもてなしです。
かつて、若き芸術家たちが集い、
それぞれの表現手法で作品づくりに挑み、
時に交流を重ね、夢を語り合った町。
「池袋モンパルナス」と呼ばれた、この町の息吹に思いを馳せ、
過ぎし日の創造の風を、再び起こす場所になることを願って。
藤香想では、1階のカフェスペースや、2階の和室スペースを会場に、さまざまなイベント(集い)を開催しています。
発信者の想いを育み、受け手のこころの扉に届け、
新しい出合いやご縁の広がりとして、実ることを祈りながら。
「カフェであり、ギャラリーであり、その他の何にでも成りうる場所」
藤香想は、あなたの想いを届ける(あるいは受け取る)「舞台」です。
SHOP DATA (2021年2月現在)
カフェ 藤香想(とうかそう)
〒171-0043 東京都豊島区要町1-38-11
TEL 03-6909-4602
営業時間:水曜~月曜 11:30~20:00(時短営業中)
毎週火曜 定休日