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カフェとカフェイン


あの文豪が関わっていた「カフェインの発見」





コーヒーに含まれる成分で有名な「カフェイン」。
語源を探ると、身も蓋もないのですが、その名の通り「カフェ(コーヒー)イン(入ってる)」つまりコーヒーに含まれる成分として発見されました。 (ドイツ人が発見したのでドイツ語、Coffein)





カフェインの発見には面白いエピソードがひとつ。
18~19世紀に活躍したドイツの文豪、ゲーテ。
彼は大のコーヒー好きで、コーヒーには元気になる成分が含まれていると考えていました。 彼はその晩年、ルンゲという若い科学者にその成分を突き止めるように依頼します。
その結果、今からおよそ200年前の1819年、ルンゲがコーヒー豆から「カフェイン」結晶を分離させることに成功したのです。





カフェインってどんなもの?





カフェインは興奮作用のある有機化合物で、コーヒーだけでなく、お茶やチョコレート、各種ドリンクなどにも含まれています。
カフェインには中枢神経を興奮させることによる覚醒作用があり、個人差はありますが、摂取によって疲労や眠気を軽減して集中力を高める効果があります。





反面、副作用として不眠やめまいなどが生じることもあり、過剰に摂取した場合は頭痛や吐き気などを引き起こし、依存症になったり、稀には中毒による死亡例もあります。









コーヒーカップ1杯のコーヒー(約200ml)には、約120mgのカフェインが含まれています。





どの程度のカフェインなら安全?





カフェインの摂取とその影響については、個人差が大きいこともあって、日本でも世界でも、規制や摂取量の制限などは定まっていません。





カナダ保健省が2010年に発表したカフェイン摂取についての注意喚起で、1日あたりのカフェイン最大摂取量の推奨基準は以下のようになっています。

・健康な成人 最大400mg/1日
・妊婦および授乳中の女性 最大300mg/1日
・10~12歳児 最大85mg/1日
・7~9歳児 最大62.5mg/1日
・4~6歳児 最大45mg/1日





上記の基準を目安にすると、健康な大人の場合、1日にコーヒー3杯程度であれば大丈夫、ということになります。(あくまでも個人差のある数値ですのでご注意ください)





近年問題になっているのが、いわゆる「エナジードリンク」で、『元気になる』という謳い文句でカフェイン含有量の多さを売りにしている商品も少なくありません。これらのエナジードリンクの大量摂取による中毒の事例も出ています。





薬も過ぎれば…の言葉通り、過剰な摂取には注意したいものです。





コーヒーの香りを楽しみつつ味わうひとときには、カフェインの薬効とはまた別の、心を鎮める効果もあるように感じます。
仕事や勉強で無理をするためではなく、心を落ち着けるための一杯として、コーヒーを楽しんでいただけたらと思います。


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