①でイメージしたターゲットを想定の上、物件探しを行います。
駅前等人通りの多い好立地が高額家賃なのは当たり前。通常チェーン店の管轄エリアです。
そこでどのくらいの家賃が妥当か適正家賃を把握する必要があります。
そのためには一日の売り上げがいくらになるかを想定しなくてはなりませんが。
よく例えられるのが家賃は三日分の売り上げが理想と言われています。
ただし、都心の場合は難しく環境を配慮し四~五日分が想定され。これ以上掛けすぎると家賃負担の大きさを痛感する羽目になります。
例えば広さや環境にもよりますが、一日3~5万円の売り上げを想定すると。
10~20万円が家賃の目安といったところです。(※家賃は地域格差有)
尚、この家賃設定は融資を受ける際、融資機関のチェック目安でもあります。
物件を探しながら事業計画の検討もお忘れなく。
既存の給排水口がどこにどのような状態であるかが厨房エリアの検討に役立つため位置の確認が必要です。
通常の電源を電灯(単相)といい業務用の電源を動力(三相)と言います。
空調機の電源として動力が既存である場合がありますが。
厨房機器の熱源としてガスを使わない場合は容量をアップして厨房機器に動力を用いる可能性もあるため状況確認が必要です。
都市ガスとLPガスの二種類があり。
厨房機器の仕様でどちらのガス種か確認が必要です。
厨房のコンロの排気口として屋外に通ずる開口が必要ですが。
既存の換気口で賄えない場合は大家さんから外壁面に開口を開ける許可を得る必要があります。
☆理想的な設備状況(設備を抑えられるケース)とその逆の例
居抜き物件での開業の際は下記の件に気を付けて下さい。
居抜きのメリットは既存の厨房や客室等にあまり手を加えずに活用できることがポイントです。理想のイメージとかなり違う場合は造作譲渡金が掛かった上に既存解体処分費も掛かり、工事額が通常より高額になるケースもあるのでご注意下さい。
居抜き物件での成功の秘訣は前の店舗イメージをいかに払拭するかがポイントです。
椅子・テーブルの変更・内装仕上げの変更・看板変更等当然生じる工事予算は見ておく必要があります。
コンセプトによっては自宅改修を視野に入れることも事業成功の一つです。