珈琲を美味しく頂くカフェスタイルも様々。
スターバックスやドトールのセルフサービス型やコメダ珈琲や星野珈琲などのフルサービス型の大手チェーン店が混在するなか。美味しさと真似のできないコスパで対応するコンビニエンス企業の犇めくカフェ業界にあって。
個人経営で参入するための予備知識を店舗計画の面から参考にして頂けたらと思います。
先ずは自分の店舗コンセプトを描いてみて下さい。好きなインテリアや味への拘りでも構いません。
ここでポイントなのが自分のコンセプトと顧客ターゲットの想定です。
明るめのインテリア。お一人様からカップル・グループ客への対応配慮。
話題性のあるドリンクやランチメニュー。
極力座席数を多く確保。効率の良いランチメニュー。
お一人様~グループ客への対応配慮。
近隣住民のリピーターが主流。
通常喫茶に加え定期のイベント・セミナー開催等を企画し顧客の確保を図る。
通常喫茶とは異なりベンチャーを備えたカフェ。
例:会員制カフェ☆夜の営業が収益の主体でアルコールを提供するのかどうか
☆食事が主力のお店でテイクアウトなども行うのか。特に自信がある分野について。
☆専門的な分野(エスプレッソ=イタリアンカフェメニュー、紅茶、スペシャリティコーヒーなど)を売りにするのか
・・・自己のもつ技術や経験をもとでにして起業を考えるケースは非常に多い。
店舗コンセプトを検討する際、コンセプトが先か顧客ターゲットが先かは問題ではありません。状況によっては良い物件に出会いその環境から顧客ターゲットをイメージしコンセプトを検討する場合もあるでしょう。
ポイントは過酷な飲食業界にあって、ただ漠然と起業するのではなく、どれだけリアルに顧客を引き寄せる運営をイメージし計画することができるかが事業成功のカギとなります。
最近は豆に拘り自家焙煎を行い美味しい珈琲を提供するなど珈琲通にはありがたいカフェも増えてきましたがそのコンセプトがどこでも通用するとは限りません。
拘りを持つというコンセプトが成功するためにも顧客ターゲット対策あっての結果です。
また、資金があれば誰でもオープンは可能です。
ただし、開業後繁盛させ継続できるかはその後のオーナーとしての創意工夫に掛かっているといっても過言ではありません。
時代や環境に合わせた顧客のニーズを察する努力がカギといえるでしょう。