記事更新:2021/10/15
カフェを開業したいと思っていても「上手く経営できるのだろうか」といった心配や不安はどうしても出てきてしまいますね。カフェ経営の課題について知ることで、事前に対策を立てておくことができ、失敗しにくくなります。
ここではカフェ経営に関する課題と注意点をまとめています。 ぜひチェックして失敗のないカフェ開業を目指しましょう。
カフェに限らず、ビジネスにおいて資金面での失敗は多くあることです。
資金がなくなってしまえば廃業するしかありません。 では、どのような理由で資金がなくなってしまうのでしょうか。カフェで陥りやすい失敗事例をみておきましょう。
■初期費用や運用費用が高い
カフェを開業する際は、店舗を用意しなければいけません。
ここでお金をかけてしまうのが内装工事費用です。内装はこだわることで素敵な空間を作れるため、どうしてもコンセプトに合わせてできるだけ良い仕上がりにしたいと費用をかけてしまいがちです。
しかし、ここで注意したいのが内装工事業者選びです。
内装工事業者の見積が適正金額なのかどうか見極めるのは、
素人ではなかなか難しい部分となります。
できるだけ複数の業者から見積を取って、比較するようにしましょう。
内装工事だけでなく、インテリアや照明器具、机や椅子、厨房機器も費用がかかるといえるでしょう。
これらは中古品で良いものが見つかることも多いので、それらも視野に入れて探してみてください。
できるだけ初期費用を抑えて、運転資金にまわすことができると資金がなくなってしまうという不安も減らせます。
カフェの運用費用は、テナント家賃と人件費、そして借りているお金がある場合はその返済も含まれます。
これらは毎月固定費として計上されるため、ここが大きい金額となってしまうと、なかなか利益が出ません。
テナントの家賃は、どのような場所に店舗をOPENさせるのかでかなり変わってきます。新しくカフェを開業したいという場合、1.5等地や2等地とされる場所を探すのが良いでしょう。
1.5等地は、集客しやすい場所にあり通行量も多め、しかし家賃は少し抑えられるというような好条件の土地です。
ただし、空いている土地はあまりないので、すぐに見つかりにくいでしょう。
2等地は、集客しやすい場所にあり通行量も多いが、少し認識されにくい裏道だったりする場所です。1.5等地が無い場合は、2等地で探してみるという流れが良いです。
また、人を雇えるほど運転資金がないなら最初はあまり人件費をかけないほうが良いでしょう。 そのため、広すぎる店舗は避けカフェの人気が出たら、人を雇うというようにすることをおすすめします。
■固定費は思っている以上にかかる
カフェの運用では、食材費用がかかります。
仕入れルートを見つけておくとよいでしょう。
他にも、光熱費や水道代、電気代など色々な固定費が発生します。 思っている以上に高いので、初月から固定費の発生がどれくらいなのかしっかり計上してまとめておきましょう。
■集客がうまくできていない
カフェをOPENさせても、お客さんが来てくれなければ経営していくことはできません。お客さんを集めるための工夫が必要です。
お店さえできれば勝手にお客さんが来てくれるということはないので、しっかり戦略をたてましょう。OPENしてすぐは、知り合いやOPENしたことを知り気になった人たちが来て、自然とお客さんを集めることができます。
そのため、売上もそれなりに出るのですが、これで安心ということではありません。
ここからどのように常連になってもらうのか、また新しいお客さんを集めるのかという点が大事なのです。
売上が悪くなってしまうのは、広告や宣伝をしていないからというケースが多い傾向にあります。
カフェの数は沢山あります。それらと差別化を図っていかなければ生き残ることが難しいと言えるでしょう。
カフェをOPENさせてから認知してもらうまでは、およそ半年から1年かかるとも言われているので、この期間が特に勝負です。
魅力的なカフェにするために、しっかりとコンセプトを決めておきましょう。
カフェを成功させるための課題をまとめておきます。
これらを知っておくことで、失敗の可能性を大幅に抑えることができるでしょう。
■資金計画はしっかりと
資金繰りが苦しくなってしまっては経営が続けられません。ここは特に入念に計画をしてください。
■コンセプトをしっかり決めておく
店舗のコンセプトが決まっていないと、開業がスムーズに進みません。
また強みとなる部分にもなってきますので、コンセプトはよく考えて決めましょう。
ターゲットの客層、メニュー、カフェの雰囲気、価格帯などがコンセプトに含まれます。
■集客と宣伝
お客さんをどのように集めるのかも考えてください。
特にOPENから1ヶ月後以降のお客さんの集客は、宣伝方法で変わってきます。SNSも駆使したいですね。
カフェを経営する際の課題などを紹介しました。カフェ経営は難しいこともありますが、軌道に乗れば自分のお店を広げることができて、楽しくやりがいがあるものです。
書籍やセミナー、学校なども活用してみてください。
※コラム内容はPNカフェ人の見解です。
所属する組織、及びこのサイトの公式見解ではありません。