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移動販売のカフェと店舗型のカフェを開業するときの違いは
2021 9/15 update

カフェ開業ノウハウ 移動販売のカフェと店舗型のカフェを開業するときの違いは

記事更新:2021/09/15

移動販売のカフェと店舗型のカフェを開業するときの違いは

カフェを開業したい場合、店舗経営と移動販売という方法があります。店舗型経営と移動販売にはどのような違いがあるのでしょうか。今回はカフェの開業方法についてまとめていきます。

移動販売のカフェと店舗型のカフェの費用面での違い

移動販売のカフェと店舗型のカフェの違いのひとつに費用面が挙げられます。

■移動販売のカフェの場合

移動販売店のカフェの場合、まずは移動販売で使う車両が必要です。

移動販売用の車両が中古でも購入できるので、比較的安く手に入れることができるでしょう。

購入した後は、移動販売車両を配置できるように配置する付近の固定店舗や企業等に許諾を取る必要があります。

また、水道施設やガスの補充も行わなければいけません。

これらの手続を行うと営業を開始できます。移動販売車の費用は、軽自動車で平均100~150万円、普通車や移動販売専用車の場合で平均200~300万円です。

店舗型の場合は、内装を考えたりしなければいけませんが、移動販売では、大きな改造は必要無く水道の管理と調理のガスだけが用意できれば良いので、開業までもスムーズです。

移動販売のカフェは、スタッフを雇わなくても運営しやすいスタイルなので、人件費も削減できるでしょう。 移動販売は、光熱費も安く抑えることができるので、全体的にコストを抑えてカフェを開業できると言えます。

■店舗型のカフェの場合

店舗型のカフェの場合、まずはお店の場所を決めなければいけません。

土地や物件を購入してから、経営に必要な設備や備品を購入します。店舗経営となると、自分ひとりで経営するのは大変なので従業員も必要です。

人件費もみておかなければいけないでしょう。ここまででもかなり資金がかかります。

例えば、店舗型カフェを東京で開業する際にかかるとされる土地代の目安として、100万円から250万円かかると言われています。

これは土地代なので、さらに店舗を建設するとなると、建設費用もかかります。

賃貸店舗を利用する場合は、月額8万円~10万円くらいとなりますが、店舗を増築したり改修したりする場合は、さらに費用がかかります。賃貸は一見安く感じられるかもしれませんが、毎月賃料が発生しますので、長く経営することを考えると、店舗から作り上げるのとさほど変わらなくなってしまうこともあるでしょう。

経営方法の違いは?

移動販売と店舗型販売のカフェは、経営方法にも違いがあります。

■移動販売のカフェの場合

移動販売のカフェの場合は、車両の規模により少し経営方法に違いがあります。

小型車両で経営する場合は、販売のみに特化していることが多く、駐車場や民間の会社の軒先などの場所を利用して商品を提供しています。

車内設備は、主に調理台と注文を受ける場所という感じで、必要最低限の設備になっているので、移動販売車の周辺で食事をするための環境は整っていません。

普通車両で移動カフェを経営する場合は、移動販売店の周辺に丸机と椅子を設置して、注文したものを飲食できるようなスタイルになっていることが多いです。

ただ、この方法で移動販売カフェを行う場合、許可が取れなければいけないですし、車両を置く場所も必要です。

移動販売のカフェでありながら、店舗型カフェに近い運営スタイルとなります。

■店舗型のカフェの場合

店舗型のカフェの場合、カフェの営業時間はだいたい11時から18時くらいが多いです。お店のスタイルは、店内で店員がオーダーを聞いて、商品を提供し、店内で食べて頂くというような形です。テイクアウト対応のお店もあります。ファミリーレストランのサービス提供方法をイメージしてもらうと、カフェの経営スタイルもこれに近いことが分かると思います。

移動販売と店舗型それぞれのメリットは?

移動販売のカフェと店舗型カフェのそれぞれのメリットをまとめておきます。

■移動販売のカフェの場合

移動販売でカフェを営業する場合、カフェのサービスについて専門的な知識をそこまで必要としないので、始めやすくなっています。

また、専用の調理器具も少なく、ひとりでも作業しやすいと言えるでしょう。

これが、ラーメンやたこ焼きなどの移動販売となると、大きな専門調理器具を使わなければいけないのでひとりでの作業が大変になります。

また、ラーメンやたこ焼きは、顧客を満足させる味にするために長い月日をかけて研究しなければいけないということも言えます。

カフェ営業の場合は、そこまで時間を必要としないので、飲食店経営が初めてでも非常に効率よく営業できると言えます。

■店舗型のカフェの場合

店舗型のカフェを営業する場合は、同じ場所で営業しますので固定客がついてくれやすいということが言えます。お店の人気が出れば常連客もつかみやすいです。

店舗型カフェでは、その地区の常連と周辺地区および市町村が顧客となり得るので、宣伝や口コミで人気が広まれば、より多くのお客さんが足を運んでくれることになります。

まとめ

移動販売のカフェと店舗型のカフェ開業の違いについてご紹介しました。店舗型のカフェは初期費用が大きくかかってしまうので、資金面で余裕をみておかなければいけません。移動販売の場合は、融通が利きやすいので副業として始める人も多いようです。ご自身に合ったスタイルでカフェ開業を目指しましょう。

※コラム内容はPNカフェ人の見解です。
所属する組織、及びこのサイトの公式見解ではありません。

著者
カフェ人
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