記事更新:2021/11/15
カフェで欠かせないのがコーヒーです。
コーヒーの味は、豆と淹れ方で変わりますよね。
美味しいコーヒー淹れるためには、コーヒーマシン選びにもこだわりたいところでしょう。ここではコーヒーマシンの選び方や種類について紹介します。
ハンドドリップで淹れたコーヒーにこだわっているというお店もありますが、この方法は熟練の技が必要となるので、誰でも美味しく淹れられるというわけにはいかないのです。
そこで活躍してくれるのがコーヒーマシンです。
コーヒーマシンがあると、比較的簡単に美味しいコーヒーを淹れることができますし、味の差も出にくくなります。 コーヒーマシンは、大きく3つのタイプがありますよ 。
■ドリップ式
ドリップ式は、昔からあるコーヒーマシンです。
昔からあるマシンですが、性能が良くなっているのでハンドドリップで淹れたコーヒーと変わらない味が再現できると言われています。
ドリップ式では、ペーパーフィルターを使用するタイプと金属製のメッシュフィルターを使用するタイプに分けることができます。
金属製フィルターは、フィルターを交換しなくてよいので、コストを抑えることができるでしょう。
色々な種類のコーヒーを利用したい場合は、コーヒー豆を挽くミルが一体となったマシンを選ぶと良いです。
■エスプレッソマシン
濃厚な味を楽しめるのがエスプレッソです。
風味が強く豆本来の味をより深く楽しめます。ドリップコーヒーとの違いは、抽出方法です。エスプレッソを抽出する際は、圧力をしっかかけて抽出します。
高い圧力で瞬時に抽出しますので、雑味が入りにくくぎゅっと凝縮された美味しさになっています。
濃厚さがあるのは、このような抽出をしているからです。
ドリップコーヒーは、浸透圧で抽出しますので、エスプレッソよりは味が薄くなります。
カプチーノやカフェラテのベースとして使われるのもエスプレッソです。
エスプレッソマシンには、ミルクタンクが付いているタイプがあるので、これを利用することで、カフェメニューを増やすことが可能です。
■ドリップタイプとエスプレッソタイプが合体したものもある
ドリップ式とエスプレッソマシンの両方の機能を兼ねているマシンもあります。複合型を選ぶことで、より様々なメニューを提供することができるでしょう。
カフェで使うコーヒーマシンを選ぶ際は、どのような点に気を付けて選ぶと良いのでしょうか。ポイントをまとめておきます。
■機能面をチェック
まずは機能面をチェックしましょう。どのようなコーヒーメニューを提供するのかという点も踏まえて機能を確認してください。
コーヒー豆は、豆の鮮度が味の決め手になります。豆を挽いたらすぐに抽出できるミル付きタイプがおすすめです。
それから、コーヒーの味を出すために蒸らす機能が搭載されていると、より味わい深いコーヒーを提供することができるでしょう。
■お手入れ方法も確認しておこう
コーヒーマシンは、毎日使うことになるので、使用後のお手入れが簡単な方が良いでしょう。清潔さを保つことができないと、お客様からのクレームに繋がってしまいますし、美味しいコーヒーを淹れることができません。
給水タンクは、塩素やミネラルが付着しやすいので、取り外しして綺麗に洗えるタイプを選びましょう。
毎日のお手入れはかかせませんのでお手入れに時間がかかってしまうと大変です。
■見込み客数やコンセプトも考慮する
一日にどれくらいのお客さんが来店するのかによって、コーヒーマシンの給水タンクの容量を決めるようにしましょう。 またお店のコンセプトに合わせて、どのようなメニューを提供したいのかでコーヒーマシンを選んでください。
コーヒーマシンは、業務用と家庭用があります。
家庭用のコーヒーマシンも性能が高いものが発売されているので、業務用でなくても良いのでは?と感じてしまうかもしれません。
しかし、家庭用と業務用では大きな違いがあります。
家庭用の場合、連続抽出できる杯数が少ないです。そのため、お店で提供するとなると混雑した際にフル回転させても間に合わないということになってしまいます。
また、出来上がりのクオリティも、業務用と比べると劣ります。
業務用マシンは、30万円から300万円くらいまであり価格に幅があります。 どれくらいの座席数のお店なのか、どれくらいの客数が入るのかによって、選ぶマシンを決めなければいけません。
カフェ開業の際には、コーヒーマシンやエスプレッソマシンを購入するかリースにするか悩むところでしょう。どちらのほうが良いのでしょうか。
■購入するメリット
購入の場合、初期費用はかかりますが長い目でみればリースよりお得と言えます。
初期費用さえ準備できるなら購入しておいたほうが長く使うことができるでしょう。
■リースするメリット
リースの場合、毎月1万円くらいからコーヒーメーカーをレンタルすることも可能です。
一括購入する費用が用意できないという場合は、リースにした方が初期費用は抑えることができるでしょう。
また、リースを利用することでコーヒー豆が無料提供されることもあります。
このようなサービスがあると、コーヒー豆の費用も抑えることができるので、お店が軌道にのるまでかなり助かります。
カフェ開業の際にエスプレッソマシンやコーヒーマシンを選ぶポイントについてご紹介しました。 価格や機能面の他、メーカーのアフターサービスもチェックして選ぶようにしてくださいね。
※コラム内容はPNカフェ人の見解です。
所属する組織、及びこのサイトの公式見解ではありません。